先日、浜松調理師製菓専門学校の学園祭に行ってきました。
お菓子や料理の即売や喫茶店、食堂など、生徒さん達が作り、安く求めることができるので、大変盛況でした。
私は、お菓子の分野の卒業記念の作品や講師の先生方の作品、生徒さん達の実演を主に見てきました。
ここで考えたことは、講師の先生方は別にして、生徒さん達の作品は工芸菓子や飴細工、チョコレート細工など、確かに手の込んだ作品でしたが、やはり完成度は低い。
さらに実演に至っては、とても食べる気がしないような黒こげのどら焼きや、いびつな形の桜餅を一所懸命作っていました。
これはもっともな話で、彼らは授業料というお金を払ってお菓子を作っているわけで、まだプロではありません。
では、我々は?
そう、我々はプロとしてお客様からお金をいただいてお菓子を作り、売っています。この違いは大変大きなものです。
お客様からお金をいただいてお菓子を作る。
それは、お金を払うに値する「価値」があるから成り立つのであって、先ほどの生徒さんのお菓子には残念ながらその価値はありません。
お金を払うに値する「価値」を生み出すのがプロフェッショナルであり、これが我々の仕事です。
当たり前のことを書きましたが、多くのお客様がお金を払うに値する価値を、我々は本当に生み出しているでしょうか?
「価値」は「売上」という形で表されます。
製造部門であろうが販売部門であろうが同じ事です。
我々はプロフェッショナルとしてどれ程の「価値」を生み出しているのでしょうか?
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